医療法人鉄蕉会
亀田総合病院
- 多くの関係者が「つくる人」として
参画した手術室増設プロジェクト - 多くの病院関係者が打ち合わせに参画し、多職種による意見交換を綿密に行い、不安要素を残さないまま施工に臨みました。結果的に懸念事項を払拭した感染対策に万全な手術環境を実現し、スタッフからも高い評価を頂きました。
- 多くの関係者が「つくる人」として
参画した手術室増設プロジェクト - 多くの病院関係者が打ち合わせに参画し、多職種による意見交換を綿密に行い、不安要素を残さないまま施工に臨みました。結果的に懸念事項を払拭した感染対策に万全な手術環境を実現し、スタッフからも高い評価を頂きました。
プロジェクト概要
手術件数の増加・手術支援ロボットの導入決定に伴い、古い病棟を改修して手術室をつくる計画がスタート。
計画の初期段階でCOVID-19が流行したため、当初計画にはなかった第2類感染症対策にも対応できる手術室をつくるパイロット的なプロジェクトとなった。
医療法人鉄蕉会 亀田総合病院 様
千葉県南部の基幹病院として、急性期高度医療の提供に力を注いでいる。国際的な医療機能評価であるJCIから日本初の認証を取得するなど、医療の質の向上に全力で取り組む。
https://medical.kameda.com/general/patient/index.html
- 病床数:917 床
- 手術室:28室(亀田クリニック手術室含む)
事例のポイント
天井仕上げをカスタマイズ
既存の古い病棟を改修することで生じた「階高が低い」という課題に対して、通常とは異なるシーリングサプライユニットの架台を取り付け、天井面をフラットにすることで空間が広く感じる工夫を行いました。
納めた設備を責任をもって検証
「設備要件を満たしているか検証したい」という病院の要望に対して、陰圧の手術室前室の気流を可視化し、陽圧の感染症対応手術室との空気の流れを確認し、感染症対策の安全性を図りました。
感染リスク回避に工夫
感染症対応手術室の1室が通常の手術前室に繋がる構造になっており、感染空気が漏れない対策が必要でした。そこで、パスボックスを陰圧化し、感染症対応エリアに入らなくても道具の受け渡しを可能にしました。
お客様の声
亀田 俊明 様Toshiaki Kameda
医療法人鉄蕉会 亀田総合病院
院長
パネル工法の提案とともに具体的に3Dイメージを用いて何ができて何ができないのか明示してくれたのが好印象で、今後の当グループとしての計画もあったのでトライアル的に選定しました。
古い病棟を改修してつくる手術室だったので新築と異なり、ダクトなど既存の制約や課題に対しても丁寧な解決策を提示いただき、クリアしてもらえました。1からやるよりもやりづらかったのではないでしょうか(笑)。さらに、いざ検討が始まるとだんだんと要望が増えていき、それらにも真摯に対応してもらえたことが印象に残っています。
私たちとしても副センター⾧を中心に事細かにオーダーができ、定例会において詳細まで検討し、合意形成できました。特に3Dシミュレーターは印象にのこっていて、プロフェッショナルだなと感じていました。
特に、手術件数が順調に増える中でかねてより想定していた「斜め出し」といった医療従事者の効率的な運用で残業の軽減を実現しています。新しい手術室で仕事をしたいと言うスタッフがいるぐらい好評です(笑)。心配していた部屋の広さ高さについては、空調を上手く設置していただいたおかげで狭くは感じません。
感染症対策手術室のパスボックスを陰圧にしているところは初めてだと思いますが、これだけ対策しておけば万全だと思っています。お互いにいい仕事ができました。