Case study

医療法人財団
神尾記念病院

病院機能を止めない改修への挑戦
これまでの病院改修工事は長期にわたって病院機能を停止するのが常識でした。
しかし、改修のプロセスを変えることによって病院機能を止めない改修を実現しました。
医療法人財団神尾記念病院
病院機能を止めない改修への挑戦
これまでの病院改修工事は長期にわたって病院機能を停止するのが常識でした。
しかし、改修のプロセスを変えることによって病院機能を止めない改修を実現しました。

プロジェクト概要

神尾記念病院様は外来患者と手術予約の増加に伴い手術室増室を決断したものの、手術部門を4か月停止する改修計画は手術を待つ患者さんをさらに待たす上に、一時的とはいえ病院経営的にも大きなロスを生じる・・・という悩みがありました。
これを手術部門の停止を必要最小限にとどめて外来診療を行いながら改修したい、というご要望に新工法を取り入れて応えました。

医療法人財団 神尾記念病院 様

耳鼻科専門病院として110年の歴史を持ち、耳鼻科領域における手術件数は全国上位に入る実績
http://www.kamio.org/

  • 一般病床:30 床
  • 手術室:3室

事例のポイント

消音・防音の工夫

通常の解体工事のように「叩いて壊す」「電動ドリルで壊す」という手法ではなく、特殊工具や防音パネルを駆使して、 「はがす」「人の手で壊す」ことで消音にすることを可能にしました。
消音にすることで、従来では休診日に行っていた工事を診療時間中に行い、大幅に工期短縮を実現しました。

解体棒

防音パネル

FESの採用

セントラルユニのFESは火無し工法です。
ワンタッチで組み立てられる引っ掛け式パネルの採用により、壁面の下地処理などの工程が大幅に減り、従来の約半分の時間での施工を可能にしました。

お客様の声

PROFILE

小宮 稔Komiya Minoru

医療法人財団 神尾記念病院
施設管理担当

今回の改修にあたって、課題となったポイントや重要視したポイントは?
絶対に工期を遅らせないということです。
病院の基本理念の第1項は「利益ではなく、サービスの理想を追求しつづけること」。とにかくサービスを止めることは絶対にできないという課題がありました。
改修の過程で印象に残っているセントラルユニの提案、エピソードは?
(30年前に竣工された建物なので)解体してみないと分からないという中で、セントラルユニの現場担当者とは「こんなの見つかりましたよ!」「これやっておきますよ!」と密にコミュニケーションが取れました。それを受けて素早く意思決定できたことで遅滞なく進められました。
当初計画と比較し、工期の短縮や外来機能の維持が病院収益に与えた影響は?
手術部門は止めるとなると入院もストップすることになる、収益の柱なんです。3か月機能停止してしまう当初計画はご破算にせざるを得ませんでした。
1か月半以上工期を短縮できるセントラルユニの提案で、やはりどうしても改修したいという想いを叶えられました。
セントラルユニの新しい提案を採用された際の想い・改修を行ってきた感想は?
セントラルユニの提案は実現可能だと思いました。mashup studioでシミュレーターや事例集などの取り組みを見て、これまでの経験とノウハウがある、問題ないと確信しました。
改修工事では最終的には人の付き合い、いい出会いができ、お互いにゴールに向かって邁進できたことが何よりです。本当にいい病院にしていただきありがとうございました。
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